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村田峰紀『ネックライブ』 プレオンゴーイングスクール
箱の中から首から上だけを出して、1日7時間のパフォーマンスを毎日続けている村田さん。プレオンゴーイングスクールで(箱に入ったまま)お話を伺いました。



〖手も足も出ない状況で、首から上だけで表現をする〗

「2年前、オンゴーイングで『ダルマ』展をしたときよりも、世の中の情勢がさらに悪くなっているように感じます。えらい人が勝手に色々なことを決めてしまったり、表現が規制されたりして… きっと、今に戦争がはじまって赤紙が届いたりしてもおかしくない状況になるでしょう。
人々がどんなに声をあげても何も変わらない。僕たちや周りの人が言っていることは絶対に正しいはずなのに、声が届かない。このどんどんおかしくなっていく状況に対して、手も足も出ない感じがするんですよね。
それを直接、作品にしたかったわけじゃありませんが、自分が特別な人間ではなく何も出来ないと自覚したうえで、手も足も出せなくても首から上だけで表現をしようと考えたのが、この『ネックライブ』です」

ギャラリーには、村田さんが箱に入ってパフォーマンスを行う「ネックライブ」のほかに、眼、口、頭、唾など、すべて首から上をつかった映像作品およびドローイングも展示さ れています。「喋るのは苦手」という村田さんの、ノンバーバルな意思表示。シンプルながら、ひとつひとつ力強いメッセージを持っています。


〖箱をつきやぶる〗

今月17日(水)にスタートした本展ですが、村田さんは1日7時間箱の中でパフォーマンスを続けるうちに、当初のパフォーマンスコンセプト(手足が出ない箱の中で、首の上だけをつかってもがく)に、違和感をもつようになりました。

「首から上だけ出ている状態は、ヴィジュアルとしてインパクトはあると思います。でも、制限(箱)の中でただもがくのは、あまりにもイイコチャンなんじゃないかと感じるようになって、どうすればいいか、箱の内側にメモとかしながら考えてました。
それで、この制限(箱)をぶち壊すことこそが、もがくことなんじゃないかって結論に至ったんです。なので、展示がスタートしてから3日目くらいから、箱の中から外に向かって、ドローイングを書き続けています。そうすれば、いつか穴があいて突き破れるんじゃないかな、と。
でも、頭だけ出ている状態で手元が見えないので、ずっと描いているけどどこまで出来ているか分からないんですよね。頭の中のイメージだけで、なかなか思うようにいかないんです。
26日(金)の首くくり栲象さんのパフォーマンスのときなんて、イメージでは10個くらい大きな穴をあけたつもりでいたのに、実際は小さいのが1つちょこんとできただけでした。今日は最終日だし、最後までに突き破れたら…と思っています」

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手探りでもがきながら、状況の突破口を探す。村田さんが箱を突き破ることができたら、暗闇の先に光が見えるような気がして、祈るような気持ちで、箱の中に村田さんを残し、プレオンゴーイングスクールを終えました。

まだご覧になってない方は、ぜひお見逃しのないように。
20時からはクロージングパーティーもございますので、ぜひご参加ください♪

 
| プレオンゴーイングスクール | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
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