CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< 柴田祐輔『公共と自由』(イベントゲスト:万代洋輔)1 | main | 【明日、ラストイベントです…!】 >>
柴田祐輔『公共と自由』(イベントゲスト:万代洋輔)2

【バトル後、トーク】

 

にぎやかなバトルのあとにはトークもございました。柴田さんが、気になって仕方ないアーティスト・万代さんのあれやこれや聞きだします。森のなかで不法投棄廃棄物をあつめて供儀的オブジェをつくり撮影をする万代さんの『蓋の穴』シリーズを中心にお話を伺うことができました。森の中の境界線の話や、オブジェをつくることによって本当に成し遂げたかったこと、そのあと精神的にまいってしまって数年間お休みしていたことなど、聞けば聞くほど柴田さんもお客さんも万代さんに惹きつけられていくようでした。(なんと万代さんの新作個展が2016/09/09(金)からTaro Nasuにて開催されます。くわしくはこちらにてご覧ください。たのしみだーー)

 

「ストリート上で、万代さんが『これは作品になるか、ならないか』をジャッジする現場が見れてとても楽しかったです。風景に対する嗅覚とでもいいましょうか。『本当はそこにソレもあるけど、やっぱソレは写真の中には入れないんだなぁ』みたいな、風景をどのようにつかみ取るかみたいなことが見たかったし、実際に如実に表れたフォトバトルでした」(柴田さん)

 

柴田さんと万代さんが、お互いをdisったり褒めたりするときに「これは全然見えてないね!」「おーー、見えてる」という表現を使うのが印象深かったです。毎日の風景の、なにを「見えている」「見えていない」とするのか。撮影に選ばれた現場は、Ongoingにとってお馴染みの吉祥寺のストリート。見慣れた風景のなかのわたしたちが見えていないもの、ってなんだ?!明確な定義がないなかにも、ふたりにとって共通の「見えている写真」があり、それが面白かったです。「人々の営みが見えている写真」「いままで気づかなかったものが写って見えている写真」などという単純な線引きではないのですが、確実に「見えている写真」があるのです。あれはなんだったんだろう。ぜひバトルシリーズをたくさんやっていただきたい!そうすれば、ヒントが見えてくるかもしれません。ぜひ2回大会よろしくお願いします。

 

 

【今回の展示について】

トークの中で、柴田さんが『公共と自由』展について話してくれました。実は、最近、柴田さんは野宿を試みていたそうです。(作品プロジェクトなのかプライベートな事情なのか・・・)

 

「野宿を試みるなかでストリートの不自由さを感じることが多くありました。ここはダメこれしちゃダメなど、公共空間の窮屈さを感じていたんです。みんなのものだけど、みんなのものであるが故にうまれるルールや不自由さを感じていました。そんなときにDMにもなっている、外(ストリート)で焼きそばを食べている少年を見かけて、この窮屈さの突破口を見つけたように感じました。ストリートの可能性や自由を感じたんです。

その繋がりで、ストリートに落ちているいろんなものにも興味がわきました。たとえば、おにぎりが道に落ちている。そのおにぎりは、ついさっきまで商品だったかもしれないのに、道におちているのを発見するとたいていの人はゴミとして認識してしまう。ゴミなのかプロダクトなのか(もしくは作品なのか)は、ものすごい紙一重で、とてもスリリングな関係に感じたんですよね」(柴田さん)

 

今回も柴田さんの展示は、わたしたちを取り囲んでいる「風景」の見え方をじわじわと変化させます。そして、影響を受けてしまったが最後、柴田さんの展示をみる前に戻れなくなります。こわい。けれどそういう展示にであえることはとても幸せなことでもあります。まだご覧になってない方はぜひOngoingへ!

| インターン日記 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.ongoing.jp/trackback/1006516
トラックバック