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深井聡一朗「ネブカドネツァルの夢」

深井聡一朗「ネブカドネツァルの夢」

 

先週より開催中です。

今日含めて残すところあと四日の展示となっております。

 

今週土曜日には深井聡一朗さん・冨井大裕さん・保井智貴さん(AGAIN-ST)をお迎えしての「無粋彫刻論 〜これまでとこれから〜」というトークイベントもありますので彫刻作品にご興味ある方はもちろん、そうでない方も是非お越しください。

そして、日曜日にはPre ongoing School にて作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャーを15時より開催するのでそちらの方もお見逃しなく!

 

以下スタッフによる、深井聡一朗「ネブカドネツァルの夢」の展示紹介です。

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深井聡一郎(ふかいそういちろう)は、1999年武蔵野美術大学彫刻学科修士課程を修了後、個展を始め数々の展覧会に参加。現在に至るまで一貫して陶を素材とした彫刻作品を制作してきました。 近年、深井は過去の歴史と対峙する作品群を制作しています。今回テーマとなっているのは、旧約聖書ダニエルの章に登場するバビロニア王・ネブカドネツァル二世が見た夢に登場する彫刻です。 ネブカドネツァル二世の夢には、頭は金、胸と両腕は銀、腹と腿は青銅、脛は鉄、足は陶でできた人体彫刻が登場し、投げられた岩によって陶でできた足部分が砕かれると彫刻全体がバラバラに崩れ、残った岩は山となります。ダニエル少年による夢診断により、これらはのちに起こることを示唆し、金の頭はバビロニア、他の金属部分はバビロニアの後に興る国、最終的に残った岩は神の国(キリスト教)を表していると言われています。 この記述は夢の中に彫刻が登場する最古のものとされており、バビロニアという土地は深井にとって関心のある場所でもありました。深井自身が実際にその地を訪れた記憶や、文献・図版、近隣の国で略奪された当時のものを実際に見る経験を経て制作された本作は、過去の出来事と現在が彫刻という共通点によって結びつき、岩によって砕かれる陶部分は深井が一貫して彫刻作品に使用している陶とも結びつくなど、様々なつながりを私たちに想起させてくれます。 「あくまで人体彫刻ではなく、彫刻を彫刻化した」と深井が語る本作は、彫刻全てが陶でつくられ、かけられた釉薬によって金属の重厚感ある姿を表します。土を焼くことにより生み出される陶は、変幻自在に形を変え、焼かれることによって断片的な記憶を固定する装置のようにも思われます。大きな時代を感じさせつつ、その場所への思いを馳せることを示唆しているかのように深井の彫刻は私たちの前に静かに佇むのです。 Ongoingの空間の中で漂うネブカドネツァル二世の見た夢、その地へその時代へと思いを馳せる深井の作品群をぜひこの機会に多くの方々にご高覧いただければ幸いです。

 

 

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8月24日(土)19:00〜
「無粋彫刻論 〜これまでとこれから〜」
ゲスト:冨井大裕・保井智貴(AGAIN-ST)
参加費:1000円(1drink+入場料込み、先着30名様)


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8月25日(日)15:00〜
Pre Ongoing School
作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー。お好きなケーキとお飲物がついてきます。
料金:1500円 (ケーキとドリンク付き、先着30名様)

 

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