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ルーマニア野外映像祭:上映作品7

9月28日(土)19時より開催される「ルーマニア野外映像祭」の作品紹介&作家紹介です。当日の会場でも解説シートが配布されますが、事前に知っておくとより楽しめるかもと思う情報をここに掲載してゆきます。今回は、Anca Benera / Arnold Estefan(それぞれ1977年、1978年生まれ)による、上映順Г虜酩覆鬚款匆陲い燭靴泙后

作品7

Anca Benera & Arnold Estefan 
No Shelter From the Storm(嵐から隠れる場所がない)
2015
HDビデオ
5分43秒

 

大量の森林が伐採された東欧の風景の中、アーティストたちが口笛を吹きながら歩く。曲は1960年代の有名な反戦歌「花はどこへ行った」。長年にわたりさまざまな言語でレコード化され、演奏されてきた曲だ。オリジナル歌詞は1956年にピート・シーガーが、『静かなドン』(ミハイル・ショ−ロホフ作、1928年)に登場するウクライナのコサック民謡を参考にしてつくった。『静かなドン』は、世界大戦と国内戦という二つの形の戦争を背景に描かれた大河小説である。

歴史をふりかえると、戦争中、森林はいつも人々に自然の隠れ場所を提供してきた。森林に逃げ込むことが、多くの人々にとって唯一の選択肢だった。現代の状況はどうだろう。軍備拡張競争、強国間の権力争い、あらゆる形の戦争がもはや日常となっている今、かつて地球を覆っていた森林のほぼ半分はもうなくなってしまった。

作家プロフィール
Anca Benera(1977年生まれ)とArnold Estefan(1978年生まれ)はルーマニアのブカレストを拠点に活動するアーティスト。彼らのインスタレーション、映像、パフォーマンスといった作品は、リサーチをもとに制作され、歴史的、社会的、地政学的な物語の裏にある、目にみえないパターンを暴く。近年の作品では、世界各地にある人工的なランドスケープに関するリサーチを行っている。これは、人工的なランドスケープの開発や、(その場所になんらかの修正を加える意味合いのある)ランドマークの設置が、その国の国家的暴力の加速や資源の過剰採取と連動していると考えているからである。
ウェブページ
アーティスト紹介(IVAN GALLERY)
これまでさまざまな個展、グループ展への参加経験をもつ。近年のものに「Persona」ヨーロッパ地中海文明博物館(2019年、マルセイユ、フランス)、「Liquid Horizons」Tranzit.sk(2019年、ブラチスラバ、スロバキア)、「What ties us together」(2019年、リヨン、フランス)、「The Last Particles」40mcube(2019年、レンヌ、フランス)、「MAC International Art prize」メトロポリタンアーツセンター(2018年、ベルファスト、北アイルランド)、「Manufacturing Nature / Naturalizing The Synthetic」FRAC des Pays de la Loire(2018年、ナント、フランス)、「The Trouble with Value」Onomatopee (2018年、エイントホーフェン、オランダ)、「Remembering Landscape」 Museum für Gegenwartskunst Siegen(2018年、ドイツ)、「Natural Histories. Traces of the Political」ルートヴィヒ財団近代美術館(2017年、ウィーン、オーストリア)、「Remastered. The Art of Appropriation」Kunsthalle(2017年、クレムス、オーストリア)、「Dreams&Dramas. Law as Literature」NGBK(2017年、ベルリン、ドイツ)「Sights and Sounds: Global Film and Video」,The Jewish Museum(2016年、ニューヨーク、アメリカ)「We only went to NASA together」MAK Center(2016年、ロサンゼルス、アメリカ)など。
 
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